Twitter採用について思ったこと
公開日 2018/06/26
最近、Twitterで「Twitter採用」について話題にあがりました。
togetterにもまとめられているので読んでみてください。
僕自身ほぼTwitter採用をされた身なので、思ったことを書いてみます。
僕自身の話
僕は新卒の時、専門学校に紹介されたあるデザイン事務所に就職しました。
どのような会社か分からず不安だったので、スタッフ紹介ページから従業員のSNSを探ってみました。ほとんどの人がFacebookなどをやっていないor会社の記事をシェアするだけで会社の雰囲気はまるで分かりませんでした。
そして、案の定ブラック企業。
ブラック企業にいた期間も成長に繋がるよーとか自己肯定で過去を正当化する人がいますが、それは嘘でしかないです。
人生の1年近く時間が無駄にされました。
Twitterで上記のようなツイートをしたところ様々な方から反応をいただき、現在の職場に転職することとなりました。【急募】転職先_ノ乙(、ン、)_
— えび (@pino_ebiebi) October 4, 2017
転職の前から現在の職場の方とは勉強会で知り合い、Twitterで繋がっておりコーディングでのアドバイスを貰ったり会社について呟いているのを見ていました。
なので、お声を掛けていただいた時も不安な気持ちは一切無く直ぐに面接へと進ませていただきました。
他の方に紹介していただいた企業では、面接でかなりの質問攻めしていた(絶対に二度とブラック企業には入りたくなかった)ので他の企業よりもスムーズかつストレス無く話が進みました。
僕が言いたいのはTwitter採用は採用する側のコスト削減にも繋がるけど、採用される側の恩恵も大きいということです。
気になっている企業の経営者をフォローするのはもちろん、従業員もフォローするといいと思います。今後の流れとして、もっと会社がオープンな状態が一般的になってブラック企業に勤める優秀な人材がホワイト企業に流れ、ブラック企業が早急に滅んでくれることを願うばかりです。
入社の前から会社の雰囲気が分かるのは本当に本当に本当に大切です。
否定的な意見について
こういう新しい取り組みが公になると否定的な意見が出てきます。
togetteのコメント欄やTwitterで「Twitter採用」で調べると否定的な意見な方が多いくらいです。
「採用用のアカウント作ればいいやん」「批判的や意見、反社会的な呟きが出来なくなる」「フォロワーが多い、バズってる人が必ずしも良い人ではない」
僕が思うにTwitter採用について勘違いしているように思えます。Twitter採用というのはTwitterの呟き内容を見て採用・不採用を決めるというものではないです。事実ほぼTwitter採用で入社した僕ですが、めちゃくちゃ会社の文句を言っていましたし、現職でも会社の文句を言っています。
Twitterはコミュニケーションの手段です。僕が現職の方と勉強会で会ってもTwitterでフォローしていなかったら、Twitter採用の件も無かったでしょう。Twitterというコミュニケーションの手段で繋がりをもっていたからこそ現職に就けていると思っています。
つまり、「企業」対「個人」の採用が「個人」対「個人」の採用に変化し、そのコミュニケーションにTwitterが使われているだけなのです。
まとめ
僕はこの「Twitter採用」かなり賛成派です。
お互いの情報をTwitterから知れるのはもちろん、転職の軸が「○○をやってる企業で働きたい」から「○○さんと一緒に働きたい」に変わり、採用の軸が「○○という職歴ね」から「○○さんからの推薦ね」に変わるからです。
優秀な人材は正当な評価が受けられるようになり、良い会社に優秀な人材が集まるはずです。
「Twitter採用」でブラック企業の根絶に繋がればいいですね。